ライオンとシマウマの話

 

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自然界の動物のことを弱肉強食などと言うが、実際には人間も大差ないと思う。

国という牧場経営者が管理しているのが国民で、日本は戦後から植民地であるというのが私の認識だ。

植民地に主権などはないので搾取され続けるのが私達のあらかじめ定められた運命である。

その犠牲になるのはすべての国民だ。

だけどそこにも格差はある。なので最も弱い者は一番に淘汰されるし、そうやって生贄を捧げ続けて自分の番が来るまで切り捨て続けるというのがこの全体主義的日本の国民性であり、本質なんだろう。

実際に私達はそうやって窮地に立たされた人達を排他し、隠蔽し、忘却してきた。

切り捨てられ続けてきた被災者の立場に今立たされただけだ。

そして、明日はあなたの番だ。

 

人は恐ろしくないけれど、人々は恐ろしい。

本来人間には正義も道徳も必要なく、集団心理しか必要とされていない。

私達は蟻で、女王蟻の命令通り働くという使命しかなく、そこに感情も感想も思想も要らない。

社会の歯車になるべく死に物狂いで働いて、働いて、考える間もなく死ねということだ。

お国のために死ねというのは現代にもある概念で見えなくなっただけでしかない。

国のために死んでくれというのはいつの時代も国の本音なんだろう。補償なんかされるはずもない。少なくともだんまりを決め込んできたお前らなんか保障するはずもない。我々が家畜として適応し過ぎており、舐め切られているのだろう。さもなくばお肉券とかお魚券とかほざいたりはしないのだろうし。ご苦労な事だ。

 

ウイルスにも人は殺されるが、それよりも早く国に殺されることになりそうだ。

すべてが収束することにはすべてが変わっているだろう。

文化、芸術、音楽は壊滅的打撃を受け、多くの人が失職し、家を失い、格差は拡大し、ウイルスを名目に法律や条約が設けられ、生活は一変したものになっているでしょう。

30%の恵まれた人は、やがて10%になり、5%になるでしょう。

そして、やがてあなたも搾取される側の人間になる。

 

すべての人間が貧しくなり、窮地に立たされ、混乱し、足を引っ張り合ってくれるので、支配者はシナリオ通りにあなた方を地獄へ導いてくれる。それは最早古代から繰り返されてきた非支配者の末路だ。

 

ライオンはシマウマを食うし、人間は牛肉を食うんだから仕方ない。

放牧されている牛が自由だと思い込んでいるように、私達も虚構を生きているし、何もかも気付かないように仕組まれている。

エンタメは餌だ。

浅ましく餌を貪って生きていくだけだ。

殺されるためだけの生を生き抜くために 思考停止の餌を貪るしか 今を生きる方法はないのだから。